マイナスのストロークを封じる「言わザル、書かザル、動かザル」

「そんなの嫌だ」と思いますか?「不幸になりたくない」と。

それなら道は一つ。階段を下りたくなかったら、マイナスのストロークは口にしないこと。どんなに面白くなくとも、面白くないとは言わないこと。そして、書かないこと。困ったことがあっても、困った顔をしないことです。

言わザル、書かザル、動かザルで、邪悪な負の考えに染まらないようにして下さい。染まってしまったが最期、あなたの心も顔つきも醜くなってしまいます。

染まったら、まず笑わなくなります。だって、毎日が面白くないんだもの、笑ってなんかいられない。笑わない門に福の神は来ないのに、「いつか幸せになりたい」と、とうてい無理な正反対の僥倖(ぎょうこう)を待ち望んでいる。

次に、シワとり手術でも取れないシワが、深く、長く、眉間に刻まれる。その顔を見て、また「イヤだなあ」とつぶやく。

「イヤだなあ」と思うマイナスの意識は、悪循環を起こすようになっています。自分を儚(はかな)み、世を儚み、万物を儚み、何に対しても否定的になってしまう。

おもしろいもので、負(マイナス)は「負ける」と同じ漢字です。邪悪な言葉を発する人は、一時は好調だとしても、一生という長~い勝負に負けてしまう、と昔の人は考えたのでしょう。

だから、せめて、否定語だけは発しないようにしましょう。

誰かを罵るのはヤメましょう。良いところだって有るハズです。

気まぐれで花を踏みにじるのはヤメましょう。美しさの分らない人になります。

意味もなく虫を握り潰すのもヤメましょう。一寸の虫にだって五分の魂があります。

今すぐに一切のマイナスのストロークを封じましょう。

たったそれだけで、あなたが不幸になることはありません。